メールDMの反応がでない時どうする?
公開日:2022-08-25 /
おはようございます。
ファーストストラテジーの岸田です。
※メールDM、問合せフォームDM担当です。
- 「メールDMの反応率が抜群です!必ず毎月配信します!」
とサービス開始から約3年間、毎月必ずメールDMを配信していただいている
お客様が多く、とてもうれしく思っています。
しかし、その反対に、、初回1回だけ配信されて
- 「反響が全くありません・・・もう二度と配信しません!」
といったお客様も実際にはいらっしゃいます・・・汗
そんな時は、お役に立てず悲しい思いを持ちつつ、
「なぜ、このお客様は反応を出せなかったのか」
社内でひたすら分析をします。
その、「反応(反響率)があがらない」内容=「宛先と原稿」の共通点を洗い出すと
-
「反応があがらない理由」→「反応をあげる方法」
がおのずと見えてくるものです。
メールDMってそもそもどうなの?
まず、「メールDM」ってそもそも、どうなの?
と思われる方もいらっしゃると思いますので
メールDMを活用するとどういうメリットがあるかを
簡単にお伝えしたいと思います。
メールDMのメリットについて5つにまとめました。
1.メールDM 5つのメリット
(1)HPやLPのURLリンクは誘導できる広告手法(アクセスアップツール)
メールDMでは、ワンクリックでサイトURLにリンク誘導することができるため、本文を読んで内容に興味を持っていただければ、ランディングページや自社ホームページへのアクセスしていただくことで、そこからコンバージョンに繋がります。
郵送やFAXではワンクリックでサイトを閲覧してもらうことはできないため、そういう意味ではメールはアクセスアップツールとしての役割もあります。
(2)価値を訴求できるので競合比較されにくい(ブルーオーシャン)
メールDMでは前述の通り、ワンクリックでサイトに誘導できるため、メール内にGoogleドライブのリンク(WordやExcel,PowerPoint等)を張り付けたり、Youtubeで動画プレゼンや会社案内のリンクを付けることで、より多くの情報量が発信できます。そのため相手に商材の魅力、価値をより具体的にイメージできるように伝えることができます。また、ネット広告とは違い独占広告のためその場で競合他社と比較をされる心配も少ないです。
(3)後追い広告(Google広告)が強化できる
Google広告において、「リマーケティング」といった手法があるのをご存じでしょうか?ぜひ、「リマーケティング やり方」といったキーワードでぐぐってみてください。沢山の情報がでてきます。そのリマーケティングにおいて、メールDMはかなり優位性を持たせることができます。リマーケティングは追っかけ広告ともいって、あなたもこんな経験ありませんか?「あれ、このバナー広告、昨日アクセスしたサイトのやつだ、広告がでてる・・・」そうです、それがリマーケティング広告です。これをあなたが広告主として行うことで(リマーケティングを行うにはGoogle広告の管理画面から設定が必要です)メールDM配信後に、相手にあなたのサイトのバナー広告を継続して露出することができます。通常、メール配信のみですと、メール本文を閉じてしまえば、その本文中のサイトURLにはブックマークでもしない限り再度アクセスしてもらうチャンスはありませんが、この手法を用いれば、短時間でリマーケティングが実施でき(一定数のアクセスが必要なため)、かつ、Google検索経由以外からアクセスされても継続的にサイト露出することができるようになるのです!少し専門的な知識になりますので、あまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、恐らく広告担当者様の多くはこの手法をご存じないので「なるほどな」と目からうろこの情報かもしません。
(4)原稿デザイン(レイアウト制作)不要のため手間なし
原稿デザインは紙媒体の広告であれば、絶対的に必要になります。要するに、文章以外にも、原稿デザイン(デザイナーにお願いするレベルではなくとも必ず原稿レイアウト)を考えて文章を作る必要があると思います。意外とこれが骨の折れる作業ですよね・・・デザインセンスやスキルも必要となってきます。しかし!メールDMなら「文章のみを配信」する形になりますので原稿デザインや原稿レイアウトをあまり意識する必要性がないです。そのため手間もあまりかかることなく、普段の業務で忙しいなかでも時間をかけずに原稿準備をすすめることができます。
(5)配信単価が安い
郵送DM、FAXDMはそれぞれ特徴があり、かならずしも配信単価だけが全てではないですが、さすがに「郵送DM」においてはメールDMの100倍近いコストの差は大きいと思いませんか?仮に、郵送DMからメールDMに切り替えて、反応率が100分の1に落ちるか、といったらそんなことはないはずと予想できると思います。(むしろ費用対効果はアップしそうに思いませんか?)そうです、あくまで広告露出としてなら(特にWebサイトへのアクセスを増やしてお客様を集めるなら)メールDMはもってこいの情報発信手段なのです。
メールDM 2つのデメリット
世の中、WEB広告がトレンドですが、1クリックしただけで、2000円というように価格がどんどん上昇しています。
費用対効果がとても高いため、これらのメリットを具体的に理解すると、
正直、わたし個人的には【メールDMをやらない理由】が思いつかないなと思ってしまいます。
しかし、なぜメールDMをやらない人がいるかもわかっています。
それは2点あり、
- (1)特定電子メール法を順守する必要性がある点
※ホームページ上で「営業メールお断り」と記載があれば配信NG
- (2)直接、配信停止依頼(ライトなクレーム)が稀に発生する点
です。
これら2つがあるので、慎重になってしまうのはとても理解できます。
ただ、弊社サービスは、これら2つの不安な要素は対策済みです!
(1)特定電子メール法を順守する必要性がある点
なお、特定電子メール法についてはこちらの記事をご参照いただけたらと思いますが、
たとえば、
「単純にリストをどこからか購入、収集した宛先」にメールDMを配信するとします。
しかし、メールDMをWEB上で拒否している宛先に配信してしまうと
法律的にアウトとなってしまうのです。
~~~~~~~
そのため、メールDMを独自でリスト購入・収集して配信している
会社さんは法律違反をしている可能性があります。
- ※特定電子メール法に違反すると最大3000万円以下の罰金です。
私たちは、HP上にメールDMを拒否している宛先があれば、
除外することを日々行っています。
かなり手間がかかりますが、お客様が、メール配信を安心して行えなければ、
ご利用いただけませんので、毎日の習慣としているわけです。
ですので、弊社は特定電子メール法に完全対応していると言い切れるわけです。
(2)直接、配信停止依頼(ライトなクレーム)が稀に発生する点
配信停止のクレームは「数万件配信して、あるか・ないか」の割合にまで
メンテナンスできており、弊社発行の配信停止アドレスに停止依頼(自動処理)
及びワンクリックURLで配信停止がされます。
このシステムにより過去に一度も
ハードクレームになったことはありませんのでご安心ください。
まずは、メールDMは弊社サービスをご利用の方々にとっては
安心して送れるということをご理解いただけたらと思います。
メールDMの反応がおちる10の原因
それを踏まえて、今回のメルマガの本題である、
メールDMの反響がおちる原因および解決策についてお伝えします。
大きく10個あります!
ここ数週間かけて【過去3年に渡る】【約500社】
のお客様のメールDMの結果を踏まえて反応がおちる原因を洗い出しました。
逆に「費用対効果が良かったです!」といった方は
この10個すべて対応しているケースがほとんどです!
逆に、この10個に対応されていない場合は反応がでないこと多々あります。
ぜひ、この10個の原因を潰せえるよう、チェック項目として抑えましょう!
PDFでもチェック項目を作りましたので、ぜひダウンロードしてみてください。
▼「メールDMの反応がおちる10の原因 チェック項目」
PDFダウンロード
(1)ランディングページ、HPがない
メールDMのメリット(1)(2)の通り、あくまでメールDMの位置づけとしては「アクセスアップツール」「情報量多く価値を伝えられる」といった広告手法になりますので、メール本文だけを読んでもらって、コンバージョンに繋がるほど、甘くはないのが現実です・・・あなたも仮に営業メールが届いたとしましょう、そこに詳細のURLリンクがなかったらどうでしょうか?その相手に相談したり、問合せしたり、セミナーに参加しようと思うでしょうか。。相手の立場になるとイメージできますが、より具体的な情報がないとなかなか具体的なアクションには繋がらないものです。そのためメールDMを配信される際は、ワンクリックでサイト誘導できる特性を活かすため、必ず「セミナー集客であればセミナーのランディングページのURLリンク」「商品案内であれば、商品の詳細、価格、資料などのURLリンク」は入れてくださいね。そうすることで、コンバージョン率もそうですが、何より受注率(成約率)も高まる傾向にあります(期待値が調整されるため)
ただし・・・「キャンペーンでメールDMを打ちたい」「セミナー集客を急いでいる」といった理由でLPやHPの制作、更新が間に合わない場合には、PDFでチラシや資料を作り、それをリンクさせるだけでも効果はアップします。
※弊社メールDMではPDFのURL化は無償で対応しますのでご依頼の際はご安心下さい。
(2)信用を落としている要素がある
まず、メールDMは特性上、相手はあなたのことを「全く知らない」状態になりますので、第一印象が重要になってきます。その第一印象を決めるうえで、「どこの馬の骨かわからない相手の情報は信用しない」といった大前提があります。。特にメール媒体はスパムメールも多く届いている可能性も否定はできないため、そのあたり(セキュリティや相手の情報の透明性)は特にセンシティブに捉えられる傾向にあります。
そのためメールDMの配信の際は、送信元の詳細(会社名、担当者名、住所、メール、電話番号)などを伝える必要があります。更に、メールアドレスはGmailやYahoo!メールなどの誰もが作れるフリーアドレスでは印象が悪いです。とにかく匿名性がある送信元は嫌われやすい傾向にあります。
※弊社メールDMでは配信前に原稿アドバイス及び原稿添削を無償で行うことで事前に信用を落とすことを避けていますのでご安心下さい。
(3)売込みになっている(売込みに感じる文章)
よくあるのがメールの冒頭で「突然のメール失礼します」といった出だしです。この出だしをすると、その段階で相手は「なんだ営業メールか」と感じて、メールを閉じてしまいます。想像してみてください、あなたも、メールチェックをしていて「このメールは営業だな」と感じたら、そのメールを閉じていませんか?正直、私は職業柄、どんな営業メールかじっくり確認してしまいますが(笑)
いきなり家に「ぴんぽーん、訪問販売をしているものです」ときたら、内容もまともに聞かずに、すぐに「結構です。お帰りください」と言いますよね、、
そうなんです。そもそも本質として人は営業されること自体を嫌います!営業されるのが好きな人は逆営業を狙っている人くらいです!(笑)
なので、必ず、メールの内容が「相手のために●●の最新情報をお届けしたく」といった切り口や、次の項目にありますが、オファーを全面に出すような文章作成を心掛けてください。
とにかく「営業されている感覚をもたれにくくする」文章を意識することが重要です。
(4)オファーがない、もしくは弱い
正直、ここのオファーがない・オファーが弱いのが最も反応をおとす原因として考えられます。あるお客様でもコピーライティングの校正はほぼ同じで、最初は営業色ばりばりの内容で1万件配信して0件だったのが、魅力的なオファーを設定しただけで1万件配信して5件の問い合わせに繋がりました。オファーとは「提案」を意味しますが、この提案内容(要するに文章の内容自体)が反応をおおきく左右します。
ある定期配信されているITサービス業の会社様では「●●ツールの30日間無料お試し」の切り口で、毎月数十万件配信され、毎月数百件近いの問い合わせを得られていたり、あるコンサルティング会社様では「有料級の情報が聞ける●●業界特化の●●セミナーに無料ご招待」といった切り口で1回のセミナーに最低10社は集めていたりします。このオファーの設定が非常に重要ですが、商品・サービス戦略とも密接に関係しますので、ぜひ社内でいろいろな案を出して「これが一番魅力的だ」「これは他社でもやってない」といったオファーを設定したうえでメールDMに挑んでくださいね。
(5)件名だけで広告だとわかる
これは、結構やりがちなのですが、相手と関係性のあるメール配信(いわゆるメルマガ)であれば、むしろ件名で詳しくその日のメルマガ記事のタイトルを書くとよいのですが、
例えば・・・「人件費を毎月30%削減するためのノウハウをお教えします!」といったやつですね・・・
このようなメール件名はメールDMは絶対にNGで、「なるべく広告色を出さない」方が反応が得られやすい傾向にあります。
というのも、まずメールが相手の受信ボックスに届くと、受信フォルダには件名で一覧が表示され、その件名で「広告のメールか」「広告のメールではなく業務メールか」を目視で判断し、広告のメールは内容も見ることなく削除し、業務メールのみを閲覧していることが多いです。(あなたもそうではありませんか?)そのため件名で例えば
「人件費削減セミナー開催のお知らせ」
と記載するのではなく
「御社の人件費削減について」
と記載する方が、メール開封率が圧倒的にアップします。
メール開封率とメール内のURLクリック率はほぼ比例しますので、まずは件名で広告だと判らないようにすることが重要です。
稀に「釣りみたいで嫌だな」ということをご指摘いただくこがありますが、確かに、全く関係のない件名ではだめですが、
上の例えのような「人件費削減について」何の情報だろう?くらいのギャップなら(なんでセミナーの案内って書かなかったんだ!?と)
そこまで目くじらを立てる方は皆無です。まず一番重要なのは、「とりあえずメール本文を読んでもらうこと」ですから・・・
(6)件名が長すぎる
これもよくあるのですが、件名が長すぎて読みにくい問題です。読みにくいだけなら、まだチャンスはあるのですが、実は受信ボックスのメール一覧は
だいたい20文字、スマホでみると10文字程度の件名しか表示されないのです。(使用しているメーラーや画面表示サイズにも異なります)
そのためメール件名は極力シンプルに長くても全角30文字以内にする方が反応を得やすいことが統計から明らかです。
(7)本文に違和感がある、文章が短すぎる
メリットの(4)にもありますが、メールDMは確かにテキストエディタがあれば原稿作成ができてしまうので、とりあえず適当に・・・
といった作り方をしても、実はそんな容易に反応はとれません。。しっかりと文章の流れだったり文章量を意識したコピーライティングをすることで
反応をあげていくことができます。詳しいテクニックは以下PDFをご確認ください。
PDFダウンロード
(8)差込文字が駆使されていない
差込文字とは、相手の情報をバリアブルで差込むことをいいます。
相手の情報として
・会社名
・業種名
・地域1(都道府県名)
・地域2(市区町村名)
などがありますが、こちらをメール件名や本文に差込むことで
「丁寧に調べて送ってきているな、という印象」
「相手の情報が記載されているのでメールの着眼率がアップする」
といった効果が期待できます。
逆に差込文字がないと
「ランダムで適当に送ってきてるんだろ!?」
「スパムメールかな?」
といったネガティブな印象になりやすいため、
メールアドレスだけを集めて差込文字をせずにメールDMを配信
といったことは避けることをお勧めいたします。
尚、弊社サービスでは以下のルールにて差込文字をご利用頂けます。
3万件以上で社長さんの名前も無料で差込できるため
- 株式会社ABC
山田太郎様
といった冒頭の宛名での送信になるため、
宛名がない場合に比べて飛躍的にメールの着眼率や第一印象が断然アップします。
(9)趣旨や相手のメリットが伝わらない
「メールの趣旨を相手のメリットを踏まえ端的に伝える」ことが重要だったりします。
例えば
ダメな例としては
- 「今回●●様に●●のサービスをご案内したくメールをお送り致しました」
↑は完全に相手のメリットというよりも「ご案内したく」という自らのメリットを伝えています・・・
これでは相手にとって「文章を読みたい」という気持ちにならないです。
良い例としいては
- 「今回、●●様に●●の業界最新情報をお届けすることで、
経営やビジネスのお役に立てるのではないかと思いまして
メールをさせていただきました」
↑であれば「経営やビジネスのお役に立てるのではないか」といった相手のメリットを伝えています。
(こちらはサンプルのためできませんが、本来は具体的かつリアルなメリットを伝えると良いです)
他にも、メリットを5つほど、本文中で紹介することで
「少し興味あるな・・・問合せしてみるか・・・」といった気持ちにさせることができます。
(10)レスポンス方法が適切でない
何度もお伝えしますが、メールDMは相手と関係性がない広告ですから
問い合わせを貰う際に、
- 「メール:info@aaa.co.jpまでご連絡ください」
と、メールのみの返信を促される方がいらっしゃいます。
確かに、メールでの受付もあるとよいですが、さすがに「メールのみの受付」では折角のレスポンスを最大化することは出来ません。
できればメールだけではなく、「送信フォーム」「電話」での受付もするとよいですね。
※電話については個人経営の場合は対応が難しいかもしれません。
その場合は最低限「送信フォーム」は必要です。
「フォーム」って作るの大変じゃない?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その場合でも大丈夫です。
そんなときの「Googleフォーム」です!
無料で使えますから、
「フォームの用意がない」
「会社代表の問い合わせフォームを案内するのは少し気が引ける」
「もう少しヒアリングしたいことがある(項目を増やしたい)」
「部署だけにお問い合わせ情報が届くようにしたい」
といった場合にもGoogleフォームの利用はおすすめです。
Googleフォームの作成方法については以前に記事にしていますので以下をご参照ください。
以前にもこんな記事を書いていましたが、
今回の記事は↑の上位互換となります!
前回の記事が地球のドラゴンボールだとすると、
今回の記事がナメック星のドラゴンボールです!
30、40代の男性にしか通じない例えかもですが・・・(笑)
以上をまとめますと、
まとめ
1.5つのメリット・2つのデメリットを理解してメールDMを行うかを判断する
2.反応がおちる7つの原因を潰せばおのずと反応が獲れる!
PDFダウンロード
次回はわたし、岸田からのメルマガにて、
今回の記事を元に「メールDMの原稿テンプレート(サンプル集)」をお送りします!
ただいま原稿テンプレートの作成作業に励んでおります、
完成次第、メルマガでダウンロード方法をお知らせいたします!
さまざまな業種、用途別に対応したテンプレートになりますので、
メールDM原稿作成の参考になるはずです!お楽しみに!
今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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