FAXの画質(画素数)解像度
「FAXの画質って、もっと良くできないの?」
「相手に見やすく届けるにはどうすればいい?」
そんな疑問をお持ちの方へ。
実は、FAXDMの画質は自由に選べるわけではなく、業界全体で“ある一定の基準”に統一されているのが現状です。このページでは、FAXの画質モードの違いや、なぜファインモードで十分なのかを、現場の経験をもとに解説します。
まずFAXの画質については、次のような種類があります。
モード名 | 解像度 | 通信時間 | 推奨度 |
---|---|---|---|
ノーマル | 200×100dpi程度 | ◎ | △ |
ファイン | 200×200dpi程度 | 〇 | ✅(推奨) |
スーパー | 400×200dpi程度 | △ | ×(業界非対応※) |
ウルトラ | 400×400dpi程度 | × | ×(業界非対応※) |
※弊社調べ
お客様から稀に、FAXDMの画質について細かく聞かれる場合がございますが、弊社では「ファイン」の設定にて配信を行っております。
また、「スーパーファイン(ウルトラファイン)でFAXを配信することはできますか?」というご質問をいただくことがありますが、弊社では「ファインモード」のみの設定となっております。
なぜなら、ファインモード以上の画質でFAXDMを配信すると以下のようなデメリットが起きる危険性があるからです。
📌【デメリット1】クレーム率が高まる
画質が良くなると相手のFAXの通信時間が長くなるため、業務に影響が出やすくなります。また、画質が良いと「トナーをたくさん使われた」という印象を持たれやすく、「迷惑なFAXが送られてきた!」というハードクレームにつながりやすくなってしまうのです。
📌【デメリット2】配信料が高くなる
FAXの通信時間が長くなるということは、アナログ回線を介するFAXの性質上、通信費がかかってしまいます。これでは単価が安く、費用対効果が高いことが売りであるFAXの良さが失われてしまいます。
だいぶ昔に、大手FAX会社では業務用に「スーパー設定」「ウルトラ設定」ができるFAX機能を提供していたようですが、現在のFAXDM業界ではファインモード以上の画質で配信している会社はほぼありません(弊社の調査によると、どのFAX会社もファインモードが最高設定となっています)。
📌【デメリット3】反響率に差がない
そもそもファインモードでも画質として十分であり、極端に画質が良くなったところで反響率がアップすることはありません。理由は、デザイン性の高いチラシのような原稿よりも、Wordで作成したようなシンプルでプレスリリースのような原稿の方が捨てられにくくなっているためです。
上記は最近のFAXDMのトレンドではありますが、FAXを受信する側の心理として、受信したFAXを一瞬で「チラシだ」と認識すると、内容を見ずに捨てられる運命にあるようです。
結論として、FAXDMはファインの画質で十分と言えます。
💡FAXの画質を変えずに、FAXの写りを良くする方法とは?
前述の通り、弊社を含む多くのFAX配信サービスでは「ファインモード」が画質の最高設定となっているため、現在の画質に不満があっても、“設定を変更して画質そのものを上げる”ことは難しいのが実情です。
しかし、原稿の作り方を工夫することで、同じ画質でもFAXの「見え方」を改善することは可能です。その具体的な方法が、画像を白と黒だけで構成された「二値化画像」に変換することです。
左:グレースケール画像(ぼやけやすい)/右:二値化後の画像(くっきり)
画像を白と黒の2色だけに変換する処理で、これにより印刷時の曖昧な階調がなくなり、原稿通りにくっきりと印刷されやすくなります。
📌なぜFAXでは二値化が有効なのか?
FAXは白黒(モノクロ)で送信されるため、グレーや淡い色・細い線などは印刷時につぶれてしまったり、濃い色は真っ黒に塗りつぶされてしまうことがあります。その結果、「画像がつぶれて読めない」「かすれて読みにくい」「真っ黒で汚い」FAXになってしまうのです。
このような問題を防ぐには、原稿に使う画像を事前に「二値化」しておくことが有効です。
📌二値化画像をきれいに仕上げるための注意点
画像やスキャンデータを二値化する際は、変換ツールの設定や元画像の状態によって、仕上がりに差が出ることがあります。以下のポイントを意識することで、よりFAXに適した「読みやすい白黒画像」を作ることができます。
✅ 明るさ・コントラストを調整してから二値化する
薄いグレーの背景や文字は、そのまま二値化すると消えてしまうことがあります。
事前に明るさやコントラストを調整して、文字や図形がはっきり見える状態に整えてから二値化するのがおすすめです。
✅ 細かい装飾・影付き文字は避ける
影付きの文字や、線の細いグラフ・アイコンは、二値化によって潰れてしまうことがあります。
文字はなるべく太めのゴシック体を使用し、余計な装飾のないシンプルなデザインを心がけましょう。
✅ 変換後のプレビューで「黒つぶれ」や「かすれ」がないか確認
二値化後は、必ず仕上がりをチェックしましょう。特に「背景が真っ黒になっていないか」「細かい文字が読めるか」などを目視で確認することが大切です。
💡まとめ
「きれいなFAX原稿」は、画質モードだけでなく、原稿の作り方や画像処理の工夫で大きく変わります。
ちょっとした手間を加えるだけで、見た目の印象と反響率は大きく向上しますので、ぜひ参考にしてみてください。
●これからFAX原稿を作成される方へ
「良いFAX原稿の作り方がわからない」方、必見です。
●関連記事もおすすめ
画質だけでなく、「原稿の作り方」や「送るタイミング」も実は重要です。
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