反応率が高いFAXDMのデザインとは
公開日:2022-04-04 / 最終更新日:2024-06-05
FAXDMで反響を得るポイントはいくつかありますが、内容と同じくらい重要なのがデザインです。
しかし、チラシなどとは異なり、FAXならではの注意点があります。そこで今回は、FAXDMのデザインの基本と、それぞれの特徴などについてお伝えします。
過去にもデザインについてまとめたブログ「FAXも見た目が9割」がありますが、今回はこの内容をブラッシュアップしております。原稿を作ったことがある方も、これから作ってみようと思っている方にも参考になりましたら幸いです。
FAXDMのデザインで必ず守るべきこと
FAXDMはFAX機を通して受信するので、デザインに制約があります。一言でまとめますと、「データ容量が大きくなるデザイン」は避けることをおすすめしています。FAXDMのデータ容量が大きいと、クレームやトラブルの原因となるからです。
一体、どんなクレームやトラブルになるのか?
いくつか例を挙げてみます。
- FAX機がデータを受信できず、エラー(不達)になってしまう
- FAX機が受信してから紙に出力するまで時間がかかり、その間FAX機を占領してしまう
※電話機と兼用している場合、この時は電話に出られない。 - FAX機の性能によっては、何枚も同じものが出力されるなどのエラーが発生する
これらを避けるために、FAXDMのデザインの鉄則を守ることがとても大切です。その鉄則は2つあります。
- 白と黒の2色で作成すること
- 写真の掲載は最低限にすること
では、一つずつ説明していきましょう。
【鉄則1】白と黒の2色で作成すること
FAXの仕様上、カラーは使用できません。中間色のグレーもデータ容量が大きくなりやすいので、白と黒の2色で作るようにしましょう。
特に、グレーを背景色にしてその上に文字を重ねた場合は、非常に読みにくくなります。大切な情報を記載していても、読めないようではもったいないですよね。
それから、見落としがちですが、グラデーションやシャドウなどの効果も、データ容量が大きくなるのでおすすめしません。
基本的には白と黒の2色のみで作成する。これはぜひ覚えておきましょう!
【鉄則2】写真の掲載は最低限にすること
写真などの画像は、データの容量が大きくなりがちです。
写真を掲載する場合は、多くても2点までにとどめ、大きなサイズで使用しないようにしましょう。可能であれば、背景が白の写真を選ぶようにすると、データ容量がかなり抑えられます。
「でも、そうは言っても写真を載せたいんです!」という場合があるかと思います。そんな時はまず、白黒のイラストに差し替えられないかを検討しましょう。
白と黒の2色で作ったイラストなら、写真よりもはっきり表示されるのでおすすめです。
イラストが用意できない場合は、webページへ誘導しましょう。貴社でFAXで案内したい商材等のWebページがあれば、そのURLを原稿に記載するのです。
また、そのページの二次元バーコードを作成して原稿に掲載すれば、スマホからすぐに閲覧できます。Webページであれば、写真だけでなく動画を閲覧することも可能です。
FAXだけで伝えようとするとどうしても限界があります。紙の上では伝えきれないことは、Webページで伝えることを検討しましょう。最近では、二次元バーコードを活用している原稿が増えていますので、Webとの連携を試してみることをおすすめします。
【補足】文字の大きさや種類にも配慮する
この他にも、文字の大きさやフォントにも配慮すできると良いです。ポイントは次の2つです。
- 最小でも10.5pt(もしくは14px)以上で作成する
- サイズが小さくなる箇所は、ゴシック体や太字を使用する
これはFAXDMの「読みやすさ」につながります。
例えば、小さい文字がびっしりと並んでいるFAXDMが机に置かれていたら、あなたはそれをしっかり読みたいと思うでしょうか?
きっと、「読むの面倒だな……」と後回しにしてしまうはずです。
FAXは読まずに後回しにされたら、そのまま忘れられてしまうもの。読んでいただくには、大きな文字で書かれたタイトルでまずは興味を持っていただくことが大切です。
そして、本文では文字の大きさにメリハリをつける。段落に分けて、読みやすくする。こうした工夫をすれば、読むのを面倒に思われることは少なくなります。
FAXDMの基本的な2つのデザイン
では次に、FAXDMの基本的なデザインについて説明します。
FAXDMは、「チラシ型」と「レター型」の2つのパターンに分けられます。おそらく、FAXDMといえば「チラシ型」のデザインをイメージする方が多いかもしれません。
【FAXDMのデザイン】チラシ型
チラシ型は、ポストに投函されるチラシのように商材の特徴や魅力がひと目で分かる、広告色が強いデザインです。
このデザインが向いているのは、次のような商材・サービスをご案内する場合です。
- 価格面に強みがある
- 読み手にとってメリットが分かりやすい
- 見た目が重要な要素になっている商材
- 物販
- 飲食店の集客
しかし、チラシ型デザインの良さを活かすために、ぜひ知っていただきたい注意点があります。それは、広告色を出しすぎないことです。
チラシ型は、目立たせることがポイントなのですが、広告というだけで嫌がる方がいらっしゃいます。実際、ひと目見て広告だと感じたら、中身をあまりよく見ないまま捨ててしまったという方、いらっしゃいませんか?
広告色を強く出しすぎない原稿にするには、2つのポイントがあります。
まずは、内容も充実させること。見た目のインパクトで興味を持ってもらえても、説明が少なかったり、必要な情報が書かれていなかったりしては問い合わせには繋がりにくいです。
もう一つは、デザインの質です。デザインの質が高いと、「きちんとした会社なんだろうな」という印象を持たれやすいです。
ここで言う「デザインの質」は決して芸術性を指しているのではありません。
デザインには一定のルールがあります。それを活かして、見やすく、読みやすい原稿となっているものはデザインの質が高いと言えます。特に、価格面の強みを出すような場合、デザインの質が高いかどうかは非常に重要です。
では、「デザインの質が高い」と思われる原稿は何が違うのか?
簡単に言うと、読み手に迷わせないレイアウトかどうか?ということです。いくつか例を挙げてみましょう。
- メリットは箇条書きで見せる
- 意味のまとまりごとに余白や改行を使ったり、四角で囲んだりして分かりやすくまとめる
- タイトルなど特に注目してほしいところは、文字の大きさを変えたり、太字や下線を使ったりして目立たせる
- テキストの始まりなど、揃えられるところはしっかり揃える
このようなことに気をつけるだけで、原稿の印象は大きく変わります。
「でも、デザインセンスに自信がなくて…」という方におすすめしたいWebサイトがあります。それは、オフィス伝わるさんの「伝わるデザイン」です。こちらは、私が以前Web制作の仕事をしていた時、同僚だったデザイナーから教えてもらったサイトです。
デザイン全般ということで、FAXDMに特化した内容ではありませんが、受け手にとって理解しやすいデザインの基本が分かるようになっています。プレゼンの資料等にも応用できる内容で、しかも無料で閲覧可能です。ぜひ一度アクセスして、内容をチェックしてみてください。
【FAXDMのデザイン】レター型
では、もう一つのデザイン、「レター型」について説明いたします。弊社では「文書型」とも言っています。
レター型は広告色が強いチラシ型に対して、文章中心で業務連絡のようなレイアウトです。そのため、すぐに捨てられることが少なく、一度は目を通してもらいやすい傾向があります。
そして、内容が読まれやすい分、問い合わせに導くためのライティングが重要となります。
このような特徴があるレター型が向いているのは、次のような商材・サービスのご案内です。
- セミナー集客
- 高価格で、簡単には購入できない商材
- 小冊子提供などのオプトイン商材
- 認知度が低い、新しい商材
- チラシ型で反響が得られなかったもの
一見すると、目を通してもらいやすいレター型が万能に見えますが、このデザインにも注意点があります。それは、ライティング力が問われるという点です。
読み手に「問い合わせしたい!」と思って行動してもらうためには、内容をしっかりと伝える必要があります。例えば、キャッチコピーはどうするのか、お客様の声や実績をどう示すのかなど考えることがたくさんあるのです。
読み手の立場に立って、「これは悩みを解決するために必要だ」と納得してもらえる内容にする。レター型では、これが非常に重要です。
なお、ライティング力に関しては、過去のブログでもお話しています。以下はその一部です。
- 【重要】キャッチコピーで迷ったらコレ【作り方のノウハウ】
- キャッチコピーは短く鋭く
- 反応率が良いFAX原稿かを判断するポイント
- 反応率1.83%の原稿はこちらです
- 反応が出るFAXDMと出ないFAXDMの“違い”
- 【保存版】特典を考えるのが苦手でも作れるようになる方法
読み手に問い合わせていただくために原稿に何を書くべきなのか?
そもそも、FAXを読んでもらうためには何が一番大事なのか?
上でご紹介したブログでは、それらが分かるようになっています。気になるタイトルがありましたら、ぜひお読みください。
FAXDMのデザインはご案内したい商材にあわせて決めよう
かなり長くなりましたが、今回はFAXDMのデザインについてお伝えいたしました。
FAXDMは、商材・サービスによって2つのデザインを使い分けることが大切です。それぞれの特徴を把握し、商材の良さや強みが伝わりやすい型を選んで原稿を作ってみましょう。
「この場合は、どちらの型がいいのか迷う」
「デザインに自信がない……」
「作り始めたけど、しっくりこない」
そんな時は、原稿アドバイスや原稿作成をご検討ください。
原稿アドバイスに関しましては、担当までお気軽にご連絡ください。なお、「FAX配信をこれから検討していて、原稿アドバイスを受けたい」という方は、お手数ですがお問い合わせフォームからご連絡いただけますと幸いです。後日弊社からメールにてご連絡差し上げます。
原稿作成は、商材に合わせて複数のコースをご用意しています。それらについて説明している詳細ページがありますので、お問い合わせ前にぜひご覧ください。
また、弊社では過去に高反応率を獲得した原稿のテンプレートもご用意しております。テンプレートは5種類ありますので、貴社の商材に近いものを参考にぜひ原稿を作成してみてください。「できるだけ早く配信したい」という方のお役に立てましたら幸いです。
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