クリック率が良いのに反響が少ない?右脳を動かすLP改善の秘訣
公開日:2024-09-26 /
おはようございます!
岸田です。
前回のメルマガでは「ターゲットを絞ると獲り逃す!?メールDMの反響を最大化」
というテーマで、
ターゲット層を広げてメールDMを活用する重要性についてお伝えしました。
メールDMの反響を最大化するためには、
初期の段階で絞り込みすぎないことが大切でしたね。
今回はその続きとして、
クリック率が良いのに反響が少ないという問題に焦点を当てます。
メールDMで高いクリック率を得ているにもかかわらず、
思ったほどの反響が得られない場合、
原因はランディングページ(LP)にあることが多いです。
一見、問題なさそうなLPであっても、
右脳(感情)に訴えかける要素が不足していると、
反響を逃してしまう可能性があります。
今回は、クリック率が良くても反響が出ないLPを改善するために、
右脳を動かす要素に焦点を当てたLP作りのポイントをご紹介します。
1. クリック率は良いのに反響が薄い理由
多くのお客様のLPを分析すると、最初から「左脳(論理)」に訴える情報、
つまり商品のメリットやデータ、価格を並べる傾向が見られます。
特に「詳しい説明をしたい」「しっかりと根拠を示したい」と考えるあまり、
最初に論理的な情報に頼りすぎるケースが多いです。
これは一見正しいように思えますが、
これが反響を落とす大きな原因になっています。
2. 3つの事例をご紹介します
【事例1: 技術スペックだけでは反響が出ない】
あるクライアントでは、製品の技術的な強みや価格メリットを詳細に記載していましたが、最初にユーザーの感情に訴える要素がなく、クリック率は高くても反響率が低いという結果に陥っていました。改善後、感情を動かすビジュアルやストーリーをLPの冒頭に加えたことで、反響が飛躍的に向上しました。このように、まずは感情(右脳)を動かす要素を入れることが非常に重要です。
【事例2: 価格訴求だけでは決断に繋がらない】
別のクライアントでは、商品紹介の際に「製品スペックや価格」を前面に押し出したLPを使用していました。これにより、クリック後すぐにユーザーが離脱してしまうことが多く、購入にはつながりませんでした。改善後、ユーザーが抱える課題を感情的に描き、「この商品なら問題が解決できる」というストーリーを冒頭に設けたところ、成約率が大幅に改善されました。感情に訴えることで、反応が大きく変わったのです。
【事例3: データだけでは反響が得られない】
あるサービス業界のクライアントは、LPに多くのデータや実績を並べていました。しかし、データのみでは感情が動かないため、反響が思ったほど出ない状態でした。そこで、LPの上部にお客様の声や成功事例の動画を追加し、右脳に訴える要素を導入した結果、反響率が大幅に改善されました。人の感情を動かす要素が、左脳での判断に結びつくことが確認できたケースです。
3. 右脳から左脳へ、感情を動かすためのLPの設計
クリックした人がLPを見た瞬間に「右脳(感情)」が反応する要素を入れることで、
左脳(論理)による最終的な判断へとつなげることができます。
ノーベル賞受賞者ダニエル・カーネマンが提唱した
【システム1(直感・感情)とシステム2(論理・分析)】の理論によると、
意思決定はまず右脳で直感的に感じ、次に左脳で論理的に判断します。
最初に感情を動かさないと、論理的な判断にたどり着くことは難しくなります。
4. 右脳を動かすためのLPの設計5つのポイント
感情に訴えかけ、反響を得るためのLPには以下の5つのポイントが重要です。
1.ビジュアルで感情を動かす
鮮やかで共感を呼ぶビジュアルや色使いは、
右脳を素早く動かします。
感情を刺激する写真やデザインを取り入れることで、
クリック後の瞬間に興味を引きます。
2.ストーリーテリングの活用
商品やサービスをただ説明するのではなく、
感情に響くストーリーを盛り込むことで、右脳が活性化されます。
たとえば、顧客の成功事例やエピソードを共有することで、
感情を引き出すことが可能です。
3.感情的な言葉を使う
「データ」や「機能」だけではなく、「夢が叶う」「問題を即解決」
といった感情を揺さぶる言葉を使うことで、直感的に「これが欲しい」
と感じてもらえます。
4.共感を生むシチュエーションを描く
LPに訪れたユーザーが共感できる具体的な問題を描写することで、
「自分のことだ」と思わせる共感を生み出します。
「これが自分のための商品だ」と感じてもらうことで、
右脳が反応しやすくなります。
5.証拠としての社会的証明を入れる
右脳に感情を動かした後は、社会的証明を示すことで信頼感を高め、
左脳が納得しやすくなります。
お客様の声や実績、使用されている事例を紹介することで、
感情的に「これなら安心できる」と思わせることが可能です。
5. 左脳で最終決断を促す
右脳が動いた後、左脳に論理的な説明を与えて最終的な決断を促します。
感情的に「この商品が良さそうだ」と思わせた後に、
価格や詳細なスペック、具体的なメリットを示すことで、
左脳が納得し、購買行動を起こす確率が上がります。
6. まとめ
前回のターゲティング戦略に続き、
今回はLPでの「右脳から左脳へ」のプロセスを活用した
反響最大化の秘訣をご紹介しました。
クリック率が良好なのに反響が少ないと感じる場合、
感情を動かす要素が欠けていることが多いです。
まずは右脳に訴える要素を強化し、
その後、左脳に決断を促すLPを作成することで、反響を最大化しましょう。
今回の記事が貴方のビジネスにお役立ていただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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