ファックスdmに適した時間帯は?
2013-10-19
「FAXDMを配信するのに良い時間帯ってあるの?」
「いつも同じ時間に配信しているけど、変えた方がいい?」
FAXDMの配信で、多くの方が気にされていることの一つが、配信に適した「時間帯」です。
そこでこの記事では、FAXDMを出すのに適した時間帯についてお伝えします。
目次
FAXDMは配信タイミングが決められる
実はあまり知られていないですが、送信時間帯を決められるというのがFAXDMの大きな強みです。
ダイレクトメールはポストに投函する時間帯を決められません。しかし、FAXDMなら時間も決められますし、思い立った時に即送信することが可能です。
ここにFAXDMの優位性があります。逆にこれを意識しないのは、すごくもったいないと言えます。
では、送信時間帯はいつが良いのでしょうか。
一般的に、法人なら火曜日から木曜日の間で、午前10時頃もしくは午後3時頃が良いと言われています。
歯科医院向けなら、木曜日と日曜日は休みが多いのでそこは避けておきたいものです。具体的には平日の午後1時半以降、もしくは朝8時頃でしょう。
書店なら、金曜日の午後2時が鉄板とされています。
確かにこれは正しいのですが、「こう言われているから、その時間帯に配信しよう!」というのはあまりオススメしません。
本当にその時間がFAXDMを出すのに適しているか?
大事なのは、送信側のマーケティングの力をつけることです。そのためには、「そう言われているけど、ほんと?」と疑う必要があります。
マーケティングを考える時に大事な観点は、「誰に」「何を」「どのようにして」情報を届けるかということです。特に「誰に」という観点が欠けると、マーケティングが雑になってしまいます。
こういう話をすると、
「相手は〜〜〜だから、平日の●時以降ならよいのでは?」
となることが多いのですが、そうではありません。
「誰に」という観点で考える時、ペルソナモデルをきっちり決める必要があるからです。
ペルソナとは、自分たちにとって一番の理想のお客さん像です。
例えば、歯科医院に送るとしても、今までの既存顧客をイメージしていただくとさまざまなお客様がいらっしゃったはずです。その中に理想のお客様がいたら、その方一人だけを思い浮かべましょう。そしてその先生は、一日を時系列でどのようなことを行っているだろうか、と考えるのです。実際に、その理想の顧客にお会いしに行ってヒアリングしても良いでしょう。
このようにリサーチを行った上で、FAXDMを出す時間帯を検討し、決めてみてください。
FAXDMで仮説と検証を繰り返す
たとえば、理想の歯科医院の先生であれば、次のように考えることができるでしょう。
木曜日の休診の日に午後に医院に来て、一人で歯科経営のことをまとめるのを習慣としている。
その時なら落ち着いてFAXDMを見ることができるが、それ以外はじっくりとFAXDMは読まない・・・
少しずつわかってくれば、「こういう先生方に適した商材をFAXで案内するとしたら、木曜日の午後を敢えて狙う必要がありそうだな」と答えが導かれます。もちろん、この日時でFAXDMの反応が出るかどうかは、実際にやってみないとわかりません。
このように仮説を立て、検証していくということがダイレクトマーケティングには非常に重要です。反応率は若干落ちたにもかかわらず、成約率は高かった、ということもあるかもしれません。
誤解しないでいただきたいのですが、ここで「今まで言われていた理論が間違っている」と言いたいわけではありません。ある意味正しいのです。
ただ、「それってほんと?」と疑ってみる。これが大切です。
理想の顧客はどういう行動をしているのかを徹底して分析することで、他の企業より一段も二段も上のマーケティング力がつきます。
ぜひ、この考えを実践していただけると嬉しいです。