キャッチコピーテンプレート
こんにちは。
ファーストストラテジーの
齊藤です。
先週、本当にしょうもないことではありつつ、
もしかしたら、あなたにも経験があることかもしれないのですが、
家を出たあとに「鍵はかけただろうか・・?」という観念に囚われ、
1週に3度も確認しに戻ることがありました。
(鍵はしっかりかかっていました)
毎日行なっていることは無意識に完了してしまうという、
習慣の怖さを実感した週でした。
さて、習慣といえば私たちは毎週、
お客様が実際に出したすべての原稿を
見て「良いところ 悪いところ」を
話し合うという「原稿勉強会」を行っています。
手元には100枚以上もの原稿がどさっと。
そこから、FAXDMの受け手視点で
少しでも読みたい!と思ったらそれを残して
・他のお客様にも応用が可能か?
・テンプレートにできないか?
ということを話し合います。
こうすることで、
買い手目線での「原稿を見る目」を養っているわけです。
実はFAXDMのライティングではこれが一番大事で、
売り手側は知らない間に売り手視点で
原稿を見てしまう癖がついてしまっているので、
それを取っ払うことができないと、良い原稿が書けないのです。
ちなみに、
この原稿の束でとりあえず手元に残そうと
思うものは少なく、10枚程度。
100枚のうち90枚は、この数秒間の「振分け」の作業で
二度と見ない原稿として烙印を押されてしまうのです。
FAXDMは、
「たった1~2秒の判断で捨てられる。
しかし、捨てられる前に必ず人は目を通すので、そこが勝負」
と良く言われますが、
受け手としてこの作業をしていると身に染みてわかります。
では、この1~2秒で何の作業をしているかというと、
1.キャッチコピーを見る
2.全体を眺める
の2点だけなのです。
受け手の心理状況も合わせてお伝えすると、
1.キャッチコピーを見て、自分にとって必要な情報かどうか
(捨ててはいけない情報か)判断する。2.どちらかわからない場合、全体を眺め、捨ててよいかさらに判断する。
となります。
イメージが付きにくい方は、
ポスティングチラシをイメージすると良いでしょう。
不要なチラシの中に、捨ててはいけない手紙が入っている。
その時の状況と近いです。
どんどん捨てていきますが、とりあえずチラっとは見ているはずです。
良く広告業界では、
【キャッチコピーしか見ない人が8割】
と言われます。
いくらFAX原稿を必死に書いても、キャッチコピーで
「受け手の心をわしづかみ」
できなければ、残念ながらゴミ箱行きになってしまうのです。
では、そのキャッチコピーですが、やはりたくさんの原稿を見ていて、
共通点があることに気付きます。
それは、、、、
キャッチコピーテンプレートを上手に活用している原稿がほとんどだということです。
これは、テンプレートがあれば、キャッチコピー作成は簡単!
とかそういうことではないので注意してください。
一番重要なのは、受け手がどうしても欲しくなってしまうコンセプト。
これがないとテンプレートだけで響かせることはできません。
それを受け手に、より響かせるための補強策としてテンプレートを活用するのです。
具体的な例をあげると、、、
ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則―
という偉大な本を書いた「ジョン・ケープルズ」の有名なコピーに
ピアノコピーというものがあるのですが、ご存知でしょうか?
■「私がピアノの前に座ると みんなが笑った。でも弾き始めると・・・・」
ある音楽学校の通信講座を売る広告で、
コピーライティングを行っている人は必ず一度は見たことがあると思います。
なんとこの広告は60年以上もの間
反応を取り続けたという伝説が残っています。
実は、弊社の社長は10年以上前に医療機関向けのシステムの仕事をしていたのですが、
この広告を応用して
■「どこの電子カルテも同じ。私もそう思っていました。でも実際は・・・・」
というコピーを作り、ダイレクトメールを出したところ、
反応率8%以上という反応を出したとのことです。
私も電子カルテのことは良く知りませんが、どう違うんだろう??と
その先が気になってしまいませんか?
このテンプレートを使わなかったとして、
■「60歳以上の先生でも大丈夫!ペンでも入力できる電子カルテ 無料デモ承ります」
と書いたとします。どっちがその先を読みたくなりますでしょうか?
圧倒的な差を感じませんか?
このように、テンプレートを使うと、作り上げたコンセプトが磨かれ、
見たい!聞きたい!知りたい!という感情に火を灯せるのです。
反応率アップできそうですよね^^
早く知りたいという方も多いと思いますが、、、
少々お待ちを。
次回以降、使えるキャッチコピーテンプレートをいくつか
お伝えできたらと思います。
テンプレートは劇薬で、テンプレートに引っ張られて
反応を落としてしまう原稿も多いので、
次回までにあなたが利用しやすい形に落とし込んでおきます。
ぜひ、楽しみにしていてください。














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2021-01-20
決算期の前は普段買わないものも買う
