キャッチコピーは短く鋭く
公開日:2019-09-06 / 最終更新日:2022-06-16
こんにちは
ファーストストラテジーの伊之上です。
キャッチコピーについて苦手にしている方が多いという声を聞くので、本日は私からお伝えできたらと思います。
FAXDMの成功は、キャッチコピーで決まる
「FAXDMの成功は、キャッチコピーで8割決まる。」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
それ、正解です! いや、8割と言わず、キャッチコピーで「自分にとって必要な情報だ」と思わせることができなければ、その後文章を読まれることはありません。
ですので、キャッチコピーが悪いと、いくら内容が良くてもFAXでは成功しないでしょう。
これまでにも何度かキャッチコピーについて述べてきましたが、その時によって反応率が出るトレンドがあります。最近のFAXDMの成功トレンドをお伝えすると、「キャッチコピーは短く鋭く」です。
どういうことか、詳しくお伝えしますね。
初月無料キャンペーンのご案内」
このFAXDMですが、初月無料でのサービスであったにも関わらず、反応率0.05%。そこで、このキャッチコピーを次のように変えてみました。
すると、反応率が1%近くに上がりました。
これ以外にも実例がございます。
小冊子無料配布の件」
この内容を次のように変更しました。
出来る限り短く、鋭く記述すると、反応率は5倍アップ。
その他、「アピールはしっかりしているけど、ちょっと長いな」と思うキャッチコピーを短く、鋭くを意識して改善すると、反応率は確実に上がっているようです。
これは、FAXDMだからです。ウェブページであったとしたら、違う結果になったでしょう。
キャッチコピーを短くしたら反応率が上がった理由
では、なぜこのような結果が出たのでしょうか?
過去に何度もお伝えしているように、FAXでは広告が来ることはもともと好まれないという前提があります。そのため、「このFAXは広告だ」と思われたら、読まずに捨てられやすくなります。逆に業務文書に近いデザインであれば、必要なものと錯覚を与えられるのです。
その観点から考えると、文章が長いとどうしても広告臭がついてしまい、結果として捨てられやすくなってしまいます。
逆に、先ほどの事例の
「歯科で取得できる助成金一覧について」
というように「~について」という文言がタイトルに書いてあったら、院長に渡さざるを得ないのを感じていただけるでしょうか? 内容にも売り込み色がありません。
しかし、歯科医院が取得できる助成金というように、『歯科×助成金』と絞ることで、情報が「鋭く」なっています。いろんな業種で取れる助成金は興味ないけど、歯科に絞ってくれたらすぐに活用できる情報になります。
これを断片で捉え、
「なるほど! ○○についてという言い方をすると業務文書に見えるんだ!」と考え、
「助成金一覧について」
と業種を絞らずに出していたら、どうでしょうか?
おそらく、反応は皆無だったと思います。その理由は鋭くなっていないからです。その結果、
「助成金については良く聞くけど、良くわからないからとりあえず放っておこう。」
という思考になるわけです。
ぜひ、院長先生の気持ちになって受け取り手として感じてみてくださいね。
キャッチコピーに答えがあるわけではありません。あくまでトレンドですし、業種によってもことなります。しかし、本質を理解していけば応用が利きます。今後の参考にしていただけたらと思います。
今回お伝えした情報が、売上向上へ貢献できたら幸いです。
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