「相手に考えさせるメールＤＭ」は反応率が低下します | faxdmコンサルティング

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おはようございます！
岸田です。

前回のメルマガでは、
「メールDMは『差分』が大事」というテーマで、
相手にとっての従来のやり方と未来のやり方の差分を明確に描くことで、
反響を得やすくする方法についてお伝えしました。

「差分」が大きいほど、相手に与えるインパクトも強くなり、
行動に繋がりやすくなるという内容でした。

メールDMは「差分」が大事

今回はその続きとして、

「相手に考えさせない原稿作り」について掘り下げます。

特に、自社の当たり前で書きすぎていないか、
メールの受け手にとってのメリットが明確に伝わっているか
を見直すことがポイントです。

1. 自社視点ではなく、相手のメリットを明確に伝える

反響を得られないメールDMの典型的な例として、
自社のサービスや製品を説明する際に、

「私たちの製品は〇〇です」
「私たちの会社は〇〇なことを提供しています」

といった自社視点の内容に偏っているケースがあります。

このような原稿を見ると、
受け手は「それが自分にどう役立つのか？」を考える必要があり、
非常に反響率が低くなります。

たとえば次のような書き方をしていませんか？

・「私たちのソリューションは、最先端の技術を使った革新的な製品です。」
・「この製品は〇〇の技術を採用しています。」

これらの表現では、メールの受け手に
「で、それが自分にとってどういうメリットがあるのか？」
を自分に当てはめて考えさせることになります。

結果、まだ興味を持てていない受け手は
さっと、メールを閉じてしまい、アクションを起こさなくなるのです。

2. どうすればよいメールの原稿を作れるか？

相手に「考えさせない」原稿を作るためには、次のポイントに注意します。

▼1. 相手のメリットを明確にする
相手にとって「何が良いのか」を一目でわかるようにしましょう。

————-
NG例：
「当社のソリューションは最先端技術を使っています。」

改善例：
「当社のソリューションを導入することで、
手作業が大幅に削減され、1週間で20時間の作業時間を節約できます。」
————-

————-
NG例：
「私たちの製品は最新のセキュリティ機能を備えています。」

改善例：
「最新のセキュリティ機能により、お客様のデータを常に安全に保ち、
安心してビジネスに集中することができます。」
————-

————-
NG例：「私たちのサービスはカスタマイズが可能です。」

改善例：
「あなたのビジネスニーズに合わせて、
サービス内容を柔軟にカスタマイズすることで、
運用効率を最大化できます。」
————-

▼2. 相手の言葉で伝えることも重要です
相手に響く原稿を作るためには、相手の言葉で伝えることが非常に大切です。具体的に、相手が使っているフレーズや業界特有の表現を取り入れることで、相手にとって「これは自分のためのメッセージだ」と感じてもらいやすくなります。
たとえば次のような工夫をしてみましょう：

————-
NG例：「当社のシステムはプロセスを自動化します。」

改善例：
「あなたの{COL2}業界で多発する作業の手間を大幅に減らすため、
プロセスを完全に自動化します。」
————-

————-
NG例：「当社のツールは効率的です。」

改善例：
「{COL1}様の事業所で働くスタッフの手間を減らし、
{COL2}業界特有のニーズに応えるための効率的なツールです。」
————-
↑※当社のメールDM配信サービスなら
{COL1}で相手の会社名、{COL2}で相手の業種名を差込できます

このように、相手が使う言葉や表現を反映することで、
相手にとってメッセージの親近感が増し、より興味を引きやすくなります。

▼3. 具体的に変化を描く
「何がどう変わるのか」「導入することでどのような未来が待っているのか」
をしっかりと描きましょう。

————-
NG例：「私たちの製品を導入すれば、作業が効率化します。」

改善例：「当社の製品を導入することで、作業の効率が2倍に向上し、結果として月々のコストを30％削減することができます。」
————-

————-
NG例：「このサービスは業務を支援します。」

改善例：「このサービスを導入することで、営業チームの作業時間を30％短縮し、売上を20％増加させることが可能です。」
————-

————-
NG例：「私たちのツールはデータ管理を簡単にします。」

改善例：「私たちのツールを使用することで、データ管理の手間が70％削減され、管理にかかる時間を1日あたり2時間短縮できます。」
————-

▼4. 「あなた」に焦点を当てる
メールの内容を相手に向けることで、
相手が自分に関係があると感じやすくなります。
「あなた」を中心にした表現に切り替えましょう。

————-
NG例：「私たちのサービスは、〇〇の特徴があります。」

改善例：「あなたの業務において、〇〇を実現するためにこのサービスが役立ちます。」————-

————-
NG例：「私たちの製品は中小企業向けに最適化されています。」

改善例：「あなたのビジネスに最適化されたソリューションで、運用コストを削減し、成長をサポートします。」
————-

————-
NG例：「私たちのシステムは企業の成長を支援します。」

改善例：「あなたの企業が効率的に成長できるよう、全体のプロセスを簡略化し、生産性を高めます。」
————-

▼5. 成果を具体的に示す
相手が実際に得られる成果を具体的に示すことで、価値を伝えます。

————-
NG例：「このサービスは多くの企業で導入されています。」

改善例：「このサービスは、すでに100社以上で導入されており、
平均して30％の業務効率向上を達成しています。」
————-

————-
NG例：「このツールは効果的です。」

改善例：「このツールの導入により、導入企業では生産性が50％向上し、
1年間で平均120万円のコスト削減を実現しています。」
————-

▼6. 痛みを軽減し、明確な解決策を示す
相手が抱える課題を認識し、その課題をどのように解決できるかを明確にします。

————-
NG例：「データ入力は手間がかかります。」

改善例：「データ入力にかかる手間を当社の自動化ソリューションで大幅に軽減し、1日あたり最大4時間の業務削減が可能です。」
————-

————-
NG例：「管理コストを削減することができます。」

改善例：「当社のシステムは、手作業による管理プロセスを自動化し、年間で最大300万円の管理コストを削減します。」
————-

4. まとめ

メールDMで反響を得るためには、以下の６つのポイントに注意しましょう。

●１．相手に考えさせない：
自社のことだけを伝えるのではなく、
相手が具体的に得られるメリットを明確に示します。

●２．相手の言葉を使う：
相手が普段使う表現や業界特有の言葉を反映させることで、親近感を与えます。

●３．ベネフィットを具体的に描く：
何がどう良くなるのか、どんな変化があるのかを数値や具体例で示します。

●４．「あなた」に焦点を当てる：
メールの内容を相手中心にし、
読んだ瞬間に「自分のことだ」と感じてもらえるようにします。

●５．成果を具体的に示す：
実際の結果や効果を数値で示し、
相手にどんなメリットがあるかをわかりやすく伝えます。

●６．痛みを軽減し、解決策を提示する：
相手の課題を理解し、それをどのように解決できるかを具体的に伝えます。

今回の記事が貴方のビジネスにお役立ていただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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