不動産業向けFAXDMの成功法とは? 反響を得る配信時間・原稿作成のコツを解説
公開日:2025-06-11 /
「FAXDMを送ったのに、思ったような反響がなかった…」
不動産業にFAXDMを配信して、こんな経験はしたことはありませんか?
この記事では、FAXDMに初めて取り組む方でも実践できる「不動産業向けFAXDM」の配信のベストタイミングと、原稿を作る時のポイントをわかりやすく解説します。
不動産業に特化した内容ですので、最後まで読んでいただくと、
「不動産業にFAXDMを送っても迷惑がられないか不安…」
「どうすれば反応してもらえるのか分からない」
といったお悩みを解消し、初めての方でも反応率を高めるFAXDMを作れるようになります。
目次
不動産業への営業活動にFAXDMが適している理由
不動産業界は契約書や図面、重要事項説明書など紙でのやりとりが多いため、その延長で今でもFAXがよく使われています。
特に中小企業や個人経営の不動産会社では、メールよりもFAXのほうが確実という感覚を持っている方が多いです。
また、FAX機が多くの人が触れる場所に設置されているため、FAXが届いたことがすぐにわかりやすい環境です。メールと比べると視認性が高いので、反応につながりやすいという特性もあります。
そのため、不動産業への営業活動にFAXDMを活用するのは、非常におすすめです。
不動産業向けFAXDMで反響率を上げるための3ステップ
FAXDMでお問い合わせを獲得するには事前準備が大切です。配信しようと決めたら、まずは以下の3つを明確にしましょう。
ステップ1:なぜ連絡するのか、目的を明確にする
まずは、なぜ不動産業に連絡するかをはっきり決めましょう。目的を明確にすると、「誰に」「どのように」「何時に」連絡すべきかが自然に定まります。
不動産業向けのFAXDMなら、以下のような目的があるでしょう。
- 売却物件や収益物件の紹介依頼
- 営業支援に関する商材・サービスの案内
- 資料送付の許可取り
- 経営者や責任者との面談調整 など
なお、複数の目的を達成しようとすると、それぞれの内容が中途半端になって読み手の心にささらないことがほとんどです。
1つのDMに対して目的は1つに絞る。この鉄則を守りましょう。
ステップ2:宛先を一人に絞る
FAXDMの目的を絞ったら、その連絡を誰に対して行うのかを決めましょう。
- 経営者、もしくは代表者
- 営業責任者 など
一般的に決裁権のある人物に向けて配信することが多いですが、その方が不在の時間帯を避けることが重要です。具体的には現場へ向かう準備をしている時、来客対応で忙しい時などは配信を避けた方が賢明です。
また、連絡をする相手は1名に絞ることが大切です。
複数の相手を想定している原稿も見受けられますが、『受け手に確実に届ける』という点からおすすめしていません。仮に複数の職種の方が不在となる時間を避けて配信しても、誰に渡すかは最初にFAXDMを手にしたスタッフ次第になってしまいます。
ステップ3:読み手が忙しくない時間を調べる
FAXDMの目的と相手が絞れたら、最後に配信タイミングを決めましょう。「読み手が忙しくない時間帯」や「読み手に対応してもらいやすい時間」を調べ、その時間帯にピンポイントで連絡するイメージです。
その時間帯はいつなのか? 次の章で詳しく説明いたします。
不動産業向けFAXDMの配信でおすすめの時間帯と曜日
FAXDMが目を通してもらいやすい媒体とは言っても、忙しい時はどうしても後回しにされてしまいます。見てもらいやすいタイミングで配信することが大切です。
ここではおすすめの時間帯と曜日について解説します。
おすすめの時間帯
では、そのFAXDMを送るのに適した時間をいくつかお伝えします。あくまでも時間帯のみで比較したものであることにご注意ください。
- 10時〜11時30分頃:午前の早い段階で対応すべき業務が落ち着き、FAXなどを確認しやすくなる。
- 14時〜16時:外出から戻ったり、書類確認などの事務処理を行ったりと、比較的余裕がある。
おすすめの曜日
次は配信におすすめの曜日です。同じ時間であっても、曜日が異なると反響に差が出ることもあります。
弊社では、火曜と木曜をご提案しています。月曜は週明けということで多忙になりがちですが、その慌ただしさが落ち着けばFAXDMを見てもらいやすい傾向があるからです。
なお、『不動産業=水曜日定休』のイメージが強いかと思います。実際、比較的規模の小さな不動産業や店舗は水曜日を定休日としていますが、大手不動産会社や管理会社、法人向け営業部門は水曜に営業していることが多いです。
「水曜日がダメ」と思い込むのではなく、貴社が不動産業の中でもどんな企業をターゲットにしているか、を踏まえて決めるようにしましょう。
不動産業への配信を避けるべき時間帯と曜日
おすすめの時間帯と曜日について解説しましたが、逆に避けるべきタイミングもあります。ポイントは後回しにされてしまいやすいかどうか、です。
避けるべき時間帯
FAXDMを避けた方が良い時間帯は以下の通りです。
- 早朝(9時まで):始業前でFAXを見落とされやすい。出社してすぐの時間は来客・朝礼・現場準備などに追われがちになる。
- 17時以降:現場や外出先から戻った後は、その日のうちに対応すべき業務を優先する。情報収集する意欲も減っている。
避けるべき曜日
曜日についても、後回しにされやすい日は避けることをご提案しています。
- 月曜:週明けの対応に追われて、FAX確認が後回しにされやすい。
- 土曜・日曜・祝日:店舗などは営業していても、来客対応や外出で後回しにされやすい。
また、曜日ではありませんが、「祝日前日」や「連休直前・直後」も避けた方が賢明です。普段よりも忙しくなりやすく、FAXそのものを確認してもらいにくくなることが想定されるからです。
不動産業向けFAXDM原稿作成の5つのポイント
「後回しにされない」という一つのハードルをクリアした後は、FAXを読んでもらえるかどうかというハードルが待っています。
これを超えるためには、FAX原稿に工夫が必要です。
今回はその中でも特に注目していただきたい5つのポイントを説明します。
ポイント1:宛名を明記する
宛先がわからないFAXは、目を通されずに破棄される可能性があります。
人は、文書を手渡された時に、最初に視線を向けるのは原稿の左上と言われています。そのため、左上には「代表者様へ」「営業責任者様へ」といった宛先を明記しておきましょう。
ポイント2:キャッチコピーで「自分に向けられたものだ」と興味をひく
決裁権を持つ方は、非常に忙しくされています。限られた時間でFAXなどを見ているため、キャッチコピーをひと目見ただけで「これは自分に必要ない」と判断したら、そのまま破棄されてしまいます。
キャッチコピーは、読み手が抱えている課題に寄り添った内容がおすすめです。「何の案内か」、「どんなメリットがあるのか」を簡潔にまとめることを意識しましょう。
その際、具体的な数字が使えると、読み手を一気に引きつけることが可能です。例えば、以下の2つの文章を比べてみましょう。
どちらのタイトルが気になりますか?
B:「3ヶ月で空室率が20%改善。オーナーに喜ばれるサポートとは?」
おそらく、具体的な数字が書かれているBの方が、気になるはずです。「空室率改善」という文言だけでなく、具体的な数値を目にしたら続きが気になるでしょう。
「うちもそのくらい改善できたら……」
そんな思いで、本文を読み進めてくれるはずです。
ポイント3:簡潔に要点を伝える
FAXDMはあくまでも業務の合間にざっと目を通すものなので、A4サイズ1枚以内に要点を伝えることを意識しましょう。
この時、こちらが伝えたいことよりも『読み手が知りたいこと』を記載するのがポイントです。
なお、業務文書にならって送付状を添えるのも良いのですが、あくまでも添え状です。送付状内で商材・サービスの説明が始まると、売り込み感が強くなってしまいます。
自己紹介とFAXの内容を簡潔に記載し、2枚目を読むように促すのがおすすめです。
ポイント4:数字・実績・権威性を盛り込む
商材・サービスの特徴を長々と説明しても、それが必要だと判断できる材料がなければ、お問い合わせにはつながりません。
例えば、「全国●社の導入実績」「導入後、〜〜が○%削減」「業界紙に掲載」など、意思決定を後押しする具体的な根拠を記載しましょう。その際、お客様の声として事例を掲載できると、導入後の変化がイメージしやすくなるのでおすすめです。
ポイント5:魅力的な特典を用意する
ただ「お気軽にお問い合わせください」と伝えるだけでは、なかなか読み手は行動してくれません。行動してもらうには、限定性を明記しましょう。
- 特典:「問い合わせることでどんな特典が受けられるのか」は、必ず記載しましょう。その際、WebサイトなどにはないFAX限定の内容であることがポイントです。
- お申し込み期限:いつまでに問い合わせたらいいのか、具体的な日付を記載しましょう。先着5社様限定のように、利用できる人数に制限を設けるのもおすすめです。
捨てられやすい不動産業向けFAXDM原稿の特徴
原稿を作るときには、できるだけ避けた方が良いこともあります。その中でも注意が必要すべき点を3つお伝えします。
特徴1:書かれている文章が曖昧で、具体的な数字がない
不動産業には毎日大量の情報がFAXなどで届いています。そのため、最も反応しやすいのは、「自分に関係がありそう」「今の悩みが解決できそう」と瞬時に判断できる提案が書かれたFAXです。
「空室率を下げたい」「売却案件を効率よく獲得したい」といった業界特有のお悩みを原稿に記載するだけでは、なかなかお問い合わせが獲得できません。
「○○するだけで、平均●件の売却案件が獲得できた」などのように、導入後に“読み手の欲しい未来”が手に入ることをイメージしてもらうように意識しましょう。お客様の声や導入事例を参照して作成するのが効果的です。
特徴2:文字サイズが小さい
せっかく配信したFAX、を読まれずに破棄されてしまうことは避けたいもの。
FAX機の仕様上、特に小さい文字がびっしり書かれていると非常に読みにくいです。FAX原稿は11ポイント以上の文字サイズで作成し、余白を活かして情報をまとめるようにしましょう。
なお、明朝体はきっちりした印象を与えることができますが、線が細いので、文字がかすれやすいというデメリットがあります。明朝体を使うときは、特に文字サイズに注意しましょう。
特徴3:売り込み感が強すぎる
商材・サービスに自信を持つことは良いのですが、原稿内は「あなたの課題を解決するお手伝いができます」という姿勢でご案内することを意識しましょう。
本当に良い商材であっても、売り込み感が強くなると「いろいろ営業されるのでは…」とお問い合わせを躊躇される可能性があるからです。
弊社では、FAXDMテンプレートをご用意しています。累計10,000件以上の原稿アドバイスを行なってきた弊社オリジナルのものです。
テンプレートをダウンロードいただくには、会員登録が必要です。貴社名とメールアドレスをご登録いただければ、すぐにご利用いただけます。
なお、費用は一切かかりませんので、この機会にぜひご活用ください。
まとめ:配信タイミングと内容を工夫して反響率アップを目指しましょう
FAXDMの成功は「読む時間に届けること」と「読んでもらえる工夫」が全てです。
不動産業は毎日たくさんのFAXDMが届きますが、本当に価値のあるご案内に対しては反応してくれます。こちらが伝えたいことを一方的に紹介するのではなく、相手の課題に寄り添う姿勢が成功への近道です。
本記事を参考に、不動産業から嫌がられるFAXではなく「読んでもらえるFAX」を届けましょう。













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